「映画 ドラえもん のび太の月面探査記」を子どもと一緒に観てきました!

「映画 ドラえもん のび太の月面探査記」を子どもと一緒に観てきました!

公私ともに忙しく、ブログをサボっておりました。
どうもすみません、お久しぶりです。

さて今回はタイトルの通り、5歳の長男と一緒に映画を観てきましたよ。
ドラえもんは子供のころ好きで、コミックの半分以上は所持してたので、ちょっと楽しみにしてました。
長男は映画館デビューです。思えば私の映画館デビューもウン十年前のドラえもんだったような…。

あ、映画レビューの記事も大晦日以来ですねw

2019年
監督:八鍬新之介
脚本:辻村深月
原作:藤子・F・不二雄

出演者 レギュラー
ドラえもん:水田わさび
のび太:大原めぐみ
しずか:かかずゆみ
ジャイアン:木村昴
スネ夫:関智一

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あらすじ

ある日のニュースで月面探査機が白い影を捉え、その白い影の正体を巡って学校でも話題に。
のび太は白い影は「月のウサギだ」と発言してクラスの笑いものになる。

悔しいのび太はドラえもんの秘密道具「異説クラブメンバーズバッジ」を使う。
この道具は、身に着けた人だけが世間一般の通説とは違った説「異説」を現実として体験できるという道具。
つまり月にも酸素があり生物が住めるという説が定説になり、そこにのび太とドラえもんが「動物粘土」という粘土で造ったものが動物になる道具でウサギを作り出し、月の裏側にウサギの王国を造りだした。

そしてある日、のび太のクラスに不思議な少年「ルカ」が転校してきて、のび太たちとウサギ王国へ行くこととなり…。

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感想(ネタバレあり)

大人も楽しめる、方々に散りばめられたオマージュやパロディ

今回の映画は直木賞作家の辻村深月さんが脚本を担当ということで、正直辻村さんの小説は読んだことがないのですが、ドラえもんの大ファンだそうで、そこはかとなく散りばめられたエッセンスが心地よかったです。

なんというか…藤子・F・不二雄先生が作ったお話しっぽい感じ!
いい具合に過去作のオマージュ的な要素が散りばめられているようにも思いましたし、私たち親世代も楽しめるように他作品のパロディ的な要素もありました。

例えば、この「のび太の月面探査記」のお話しの元となっているのが原作の短編「異説クラブメンバーズバッジ」というお話で、地底国をのび太が作り、動物粘土で地底人を創るというもの。できそこないの地底人が怪獣となって襲ってくるという部分も同じです。
この短編から話を広げるのも「のび太の恐竜」っぽい感じ。

エスパルの予言も「のび太の大魔境」に登場した予言だったり、顔だけのラスボスは「のび太の海底奇岩城」のラスボスだったりと共通点を感じます。

他作品のパロディ?と思ったのは、エスパルが11人という設定に萩尾望都の「11人いる!」かい!っと思ったことや
他にもディアボロの部下がみんな青い鎧を付けているのにゴダートだけ赤い鎧なのも「赤い彗星」の人を彷彿とさせられました。
カグヤ星の作りは銃夢のクズ鉄街とザレムの関係のように感じたのは私だけ?

意図的にそうしていたり、意図せずしてパロディっぽくなっている部分もあるのかも知れませんが…。

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ストーリーについて

ストーリーはいつもの大長編という感じの王道でした。
といっても大人になってからドラえもんの映画を観たのは初めてなんですけどねw
ピンチをきっかけに真相が暴かれていくといった感じで、動物粘土のできそこないの怪獣が暴れる騒動をきっかけにのび太の異説クラブメンバーズバッジが外れ、のび太の生命の危機。

こういった息を呑むシーンで引きつける演出も分かっちゃいるけど上手いですよね!
たぶん子供たちにもこの緊迫感は伝わったのではないかと思います。

一方でノビットが発明したアベコベ発明品の「定説クラブメンバーズバッジ」は子どもには分かりにくかったのではないかと。
実際自分も頭で整理するのに時間がかかった。
つまり、異説クラブメンバーズバッジが「定説の世界の住人が異説の世界へ行ける」のに対して
定説クラブメンバーズバッジは「異説の世界の住人が定説の世界へ行ける」ということ。
なので、ムービットが定説バッジを付けてさえいれば相手が異説バッジを付けていなくても姿が見える
そしてドラえもんのポケットと繋がっているスペアポケットでカグヤ星に助けに来たということなんですね。

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プチ感動なシーンの数々

夜の7時に親に内緒で抜け出すシーンなんかは少し感動的。まだ5歳の子供に真似されたら困るがw

そして舞台が月だからか季節が秋なんですが、ススキ野原に飛び立つ気球の画がまた綺麗でした。
夜中に抜け出すしずかちゃんが犬にお別れをしているシーンやスネ夫の「前髪が決まらなかった」っていうキザなセリフもちょっとよかった。軽くジーンとなった。

そーいやルカの宇宙船を22世紀のテクノロジーで5人乗れるようにするって言って気球だったので「え?」って思ったけど宇宙船の中身が4次元空間なのでちょっとホッとしたw

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ゲスト声優陣もよかった

ゴダートが柳楽優弥さんなんですね!ええ声してはった。普通に声優かと思ってた。
サバンナの高橋さんはコッシーをずっとやっているからもうベテラン声優の域なのでいうことなしです。
吉田鋼太郎さんは「帝一の國」や「トリック ラストステージ」などでも見られる独特のわざとらしいとも言えなくもないセリフ回しがラスボスの雰囲気にマッチしてたように思います。

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総合評価

久しぶりに映画館で映画を観れたのでよかった。
やっぱりスクリーンはイイ!迫力が違うもの。

子供向けの映画かもしれないけれど、幼かった頃や自分も親になったのだなーとしみじみ思いながら
そして、過去作品や他のアニメ作品の伝統を残しつつも最新機器AIなども取り入れ、新しい作品へと昇華させているという点においては大人でも十分に楽しめるのではないかと思いました。

…ただ映画館が少し寒かった。それは映画には関係ないw

私的評価:★★★★☆

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映画館でもらったグッズ

いつも映画のイラストを描いてるんですが…アニメ映画のイラストって何描いたらいいのかわかりません。
怒られそうな気すらしてますw
なので今回は映画館でもらったおもちゃをご紹介!「ぴょこぴょこ全身うさ耳ドラ」っていうらしい。

ドラえもんとムービットのチョロQみたいなおもちゃ。後ろに引いたらぴょこぴょこ走ります。
これ、大人ももらえるんですよ!
まぁ、当日行けなかった次男にあげましたが…。

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最後に

この映画のスペシャル映像ってのがYOUTUBEにあったので貼っておきます!

続きはDVDかサブスクで!

 

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