ギックリ腰になって、さらに風邪をひいて
3連休を棒に振っておりました…
まぁそんな感じで自宅にこもらざるを得なかったため
読書してました。
なので、今回は書評ですね。
今回読んだ本は図書館で借りてきた
LEON 加来 匠・著「アジング・メバリング 超思考法」です。
言わずもがなライトゲームフィッシングのパイオニア的存在LEON 加来 匠氏の著書です。
表題の通り「超思考法」が書かれているわけで、
単純にメバルやアジの釣り方などが書かれている本ではないです。
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印象に残った内容などをピックアップすると…
「イマイチ釣れない人」には共通点がある
ゲゲゲッ!!
のっけから自分のことを指摘されているような内容…。
と思ったりしてw
どうやら情報に頼りすぎて思い込みが強いため
自分で考えない人が多いということみたいです。
例えば、ポイント探しをインターネットに頼っていたり、
ソフトルアーでないと釣れないと思い込んでいたり、
ジグヘッドは軽くないと釣れないと思い込んでいたり…
といった思考が癖づいているため
ターゲットや道具や情報のせいにしているといったことで
結局釣れないのは自分の思考のせいだということ。
また、ゴルフなどスポーツの場合は道具を買ってから、
練習場に通って、ある程度上達してからコースを回るのに対して
釣りの場合は道具を買って、そのまま釣り場デビューしても
ビギナーズラックで大物を釣り上げることも有り得るため
後から「なぜ釣れたのか?」ということを考えない。
そしていつか気づけば「なぜ他人より釣れないんだろう?」な状態になっているという。
うーん、確かに釣りはスポーツとしてよりかは
趣味や娯楽といった側面の方が強い気もしますねw
それはきっと魚が食べれるからなんだろうな。
昔はオリンピック競技だったんですけどね…
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メバル3種の特性と習性を考えて釣れ!
この本はもちろんアジングについても書かれてますが
私がメバリングの方をメインとして読んだためメバリングメインの内容になります…
アカメバル、シロメバル、クロメバルの特性として
アカメバル
ほとんど回遊せず浅瀬の根に棲息
同じポイントで連発することはない
シロメバル
行動範囲は広く、群れで回遊
食性が豊かでそのときのメインベイトにあわせたレンジで釣ることができる
クロメバル
比較的表層を好み、群れで回遊
常夜灯でのライズの正体のほとんどはクロメバル
といった感じみたいです。
メバルって根魚っていうわりに表層にも居たりするし、
ボトムじゃないところでも当たってくるし回遊魚的な性質を持ってるなーとは思ってました。
釣り人って情報に踊らされてしまって
「〇〇社の■■ってルアーがよく釣れる」だの、「△△は釣れない」だのっていう話をしてしまいがちなんですが
その前にもっと、こういった魚の特性や食性を研究・理解すべきなんでしょうね…
アカメバル・シロメバル・クロメバルの解説のところの写真がモノクロ写真ってどーゆーこと⁉とは思いましたが
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釣れないルアーはないということ
「このルアーなら釣れる」といった銘柄信奉をするなかれ的なことです。
その「釣れるルアー」もシチュエーションが変わると釣れなくなってしまうから。
結局は浮力やレンジ、微細なアクションなどの条件が合致したときに釣れるわけで
「あのルアーはこのポイントでは機能するシチュエーションは少ない」という考えなら間違いではないけど
「釣れないルアーなど売られていない」
ということです。
もちろん各メーカーさんはテストをしているから
当たり前と言えば当たり前なんですけどね。
そういえば、過去にハードルアーでアジを釣ったことがあったのですが
そのときはたまたまマグレかと思っましたねw
この本にはアジがフィッシュイーターになるタイミングには
ハードルアーを駆使すべきとも書いてありました。
やはり、もっともっとターゲットの習性を知らないといけないですね
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釣り頭脳を作るために
LEON 加来 匠氏は思考を柔軟にするために、
いろいろなことを釣りや魚に置き換えて考えてみたりするそうで
これをするようになってから魚の行動パターンが随分と読めるようになったといいます。
具体的には彼女が欲しいというハタチの青年に対して、
アドバイスできるほどの経験はないが、
釣った魚の数ならアドバイスできるだけの実力があるので
どんな彼女(魚)が欲しいのか?
タイプ(魚種)で固まってるからそういうところに通わないといけないよ
何(餌)をプレゼントしたらこっちを向いてくれるか…
というアドバイスを行ったという。
…ってオイオイw
これがハタチの青年へのアドバイスになったのかどうかはさておいてw
考え方はすぐにでも実践できそうなのでやってみようと思います。
根本にあるのは人も魚も生き物なので共通項はあるということみたいです。
なので、今度は逆に釣りにおいて魚を人間に置き換えて考えるといいみたいです。
他にも加来氏は水族館で魚の群れを小一時間観察してみたり、
ナブラでのカタクチイワシの行動を観察してみたりと
やはりいろいろなことに関心を持って考える癖を持つことが
「釣り頭脳」の形成に繋がっているのだろうなーと思いました。
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うーん……小学生の読書感想文みたくなってしまいましたがw
140ページほどある本ですので、こんなブログの1エントリーでは語りつくせませんね(汗)
アジング・メバリングに関わらず、ルアーフィッシングをされる方には
価値のある一冊ではないでしょうか?
ではでは…。