ロッドの製造工程は意外と手作業が多い!?釣り竿のできるまでをお勉強!

ロッドの製造工程は意外と手作業が多い!?釣り竿のできるまでをお勉強!
ElephantMask
釣り竿がどうやって作られているか、考えたことありますか?

以前のエントリーで釣り竿の穂先部分の説明をする際に少しだけ触れたのですが、
今回は釣り竿のメインのブランクス部分がどのようにして作られているかについて詳しく調べてみました。

昔なら竹を使って職人さんが手作り…ってイメージですよね。
現代においては、カーボンなどの竹に代わる軽くて丈夫な素材で機械的にオートメーションで…

などと思ったのですが、結果的には今も昔も職人さんの手によって作られていることには変わりはありませんでした。

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まずは動画で工程をざっくり理解

メジャークラフトのべトナム工場でのロッド製造工程を紹介した動画です。
要点をまとめてあって工程が分かりやすいです。

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1.素材をカットする

いわゆるカーボンなどの素材(プリプレグ)を設計に基づきカットします。
カットした素材はパターンと呼ばれます。
この段階ではまだ柔らかい状態で、竿の用途に応じて素材を変えたりします。

2.鉄芯(マンドレル)に素材を貼り付ける

ロッドの型でもある「マンドレル」と呼ばれる鉄芯に1でカットした素材を貼り付けます。
「マンドレル」はロッドの太さや長さによって様々な種類があります。

マンドリル
呼んだ?
ワタクシ
呼んでねーし!
キミはマンドリルって種類のサルだねw

素材には熱で硬化する樹脂が含まれており、アイロンで熱を加えることでマンドレルに位置を仮止めします。
この素材の形や材質、巻く枚数などを変えることで同じマンドレルからロッドアクションの違った竿を作ることもできるそうな。。

3.ローリングマシンでマンドレルに素材を巻き付ける

ローリングマシンで圧力を加えながら、マンドレルに素材を巻き付けます。

動画を観た感じ、押さえつけながらひねっていますね。
この動作だけでちゃんと巻き付けられているのがすごいなーと思います。

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4.テーピング

マンドレルに巻きつけた素材の上からテープを巻きつけます。
窯で焼き付ける際に熱でテープが収縮することで素材を締め付け、余分な樹脂を締め出す役割があります。

熱収縮チューブみたいなもんですかねー?

ワタクシ
この辺でイラストを描くのも限界が…w
あとは動画に任せたぞ!
 

5.窯で焼成

130℃~140℃の高熱を加え3~4時間程度加熱します。
この窯の中の配置や感覚、温度や焼き時間などは蓄積されたノウハウなどを元に微妙に調整されるそうです。
こうして素材に含まれる樹脂が硬化し、パイプ状のロッドの原型が成型されます。

6.脱芯してテープをはがした後、調整作業

マンドレルを引き抜き、テープをはがします。
この状態になれば「ブランクス」と呼ぶにふさわしい状態になりますね!

マンドリル
ぬ…抜かれたか!

ただし、この状態では個体差があり、ブランクスの両端はギザギザな状態です。
なので両端をカットして長さを均一にし、研磨作業を行います。

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7.表面塗装~乾燥~研磨

シゴキ塗装と呼ばれる塗装方法で表面をコーティング。
塗料を入れた容器にロッドの太さに合うよう穴があけた板ゴムが貼られ、容器を傾け一本ずつブランクスを差し込んで引き抜く。
こうすることでブランクスの表面に塗料を塗布します。

塗装して乾燥して研磨を繰り返し、表面を整えます。

 

8.印刷もしくはシール貼り

ブランクスにブランドロゴや品番などを印刷します。
動画ではソルパラのロゴのシールを貼っていましたね。
こうしたシールでコストを抑えている製品もあるようですね。

 

9.糸巻き&ガイド取付

ロッドのガイドをブランクスに取り付ける作業。
ブランクスを回転する機械を使いますが、作業そのものは手作業。
回転速度は足元にペダルがあり、それを踏むことで調整できるようです。

動画では驚異的なスピードで糸巻き作業を行っていますが、熟練の職人だからこその作業速度です。
実際に自分でやるとなると…1日じゃ終わらないでしょうねw

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10.糸巻きのコーティング作業

ガイドの糸巻きを2液性のエポキシ樹脂でコーティングして固めます。
ここも筆を使い、やはり手作業…。

一度にたくさん塗るといびつになるので薄く塗ります。
この工程を数回行い、糸巻きの部分をしっかりとコーティングします。

そして、液が垂れないように回転させながら乾燥させます。

 

11.組み立て~完成

こうして出来上がったブランクスにリールシートやグリップを取り付けて完成です。
リールシートやグリップ単体で売っていたりしますよね!

 

12.検品・出荷

最後に検品を行い、保証書や取扱説明書と共に梱包を行い出荷されます。

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ロッドの製作工程をお勉強のまとめ

いかがでしたでしょうか?
メーカーによって組み立て順序などに前後はあるかもしれませんが、概ねこのような製造工程でロッドが製造されているものということが分かります。

切断や研磨といった作業自体は機械で行っているものの、それを行うのは熟練の職人の技。
手間の掛かる工程が多い故に釣り竿も高くなってしまうんでしょうね…。
もちろん素材原価の差によるところも大きいとは思いますが。

こんな動画見てたら新しいロッドが欲しくなりますね。。
今回はこんなところで…それではまた!

 

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