スピニングリールに異変発生!自分で修理してみた【SHIMANO AERNOS XT 2500】

スピニングリールに異変発生!自分で修理してみた【SHIMANO AERNOS XT 2500】
ElephantMask
分解…好き!

先日の釣行時の出来事ですが…
第一投のルアーを海に投げ込み、リールを巻いてリトリーブ!
とその時異変が…!

ライトゲームで愛用しているリールがスムーズに巻けないんですね。。
なんかゴリゴリと引っ掛かる感じ。巻けなくはないんですが、いつもと感触が違うんでちょっと調子が出ないというか…

これ以上使い続けると、もっとダメになるかも??
なので、この日はこれにて終了しました。

…というわけで、故障が生じたシマノのスピニングリール
エアノスXT2500を分解・修理したお話です。

原因は…落下した衝撃か⁉

あらためて家で少し巻いてみると、ハンドルを1回転させる際に、対角線上で2回何かに引っ掛かる感覚があります。
つまりはこんな感じ。

異常を確認するより以前の釣行で使用した際は問題がなかったんですが、
この時、帰宅してリールを釣り竿から外すときに、つい不注意で手を滑らせ玄関のタイルの上に落としてしまったんです。

うーん、この時の衝撃でなにか問題が生じたのかな。
てかそれしかない。。

ってことで分解することにしました。

ハイエンドなリールだと部品の数も多いだろうし、そもそも壊してしまったら…
と尻込みしてしまうのですが、エアノスはエントリーモデルなので機構はそれほど複雑じゃないだろうし
修理に出すと購入価格より高くなるかもしれないので自分でやることにしました。もう生産終了してるリールなのですがw

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まずはシマノのサイトでパーツ表を見る

まず、どんなパーツで構成されていて、どうすれば分解できるのかを確認するため、
シマノのカスタマーセンターのサイトへ。

シマノカスタマーセンター
https://www.shimanofishingservice.jp/

 

メニューの 修理について > パーツ価格表 と進みます。
するとリール、ロッド…とカテゴリが分かれているので
リールカテゴリからスピニングリールを選択。

「エアノス」ありました!

ここでお手持ちの年式、番手、品番などを参考に「分解図・価格表」の列の「価格表を見る」ボタンクリックでパーツ表を見ることができます。
他の機種も同様の方法で見ることができるので、自分で修理されるという方は参考にしてください!

出典:シマノカスタマーセンターより

何が原因かは分からないけど、少しずつ部品を外していって、ゴリゴリ感が無くなったら、その時に外した部品の周りに問題があるのじゃないかなと。

そのためには…
ローター、クラッチ、ギア…てな感じでバラすかな。。
うーむ、けっこういろんな部品外さないといけないみたいねw

さて、バラすぞ~!

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ローターを外す

スプールを外すと、メインのシャフトに3つほど重ねてはまっている、パッキンのようなパーツと歯車的なパーツ。
シマノの分解表の番号でいうところの10~11ですが、これは1枚ずつゆっくりと上にずらしていけば外すことができます。

次に13の回転枠ナットを外しますが、その前にその横のネジを外します。
ここまで外せばローターも本体から外すことができます。

ローラークラッチが露出した状態。

この機構がローラークラッチと呼ばれるもので、ローラーの逆回転を防止するためのものですね。
なので、クラッチレバーをオンにした状態で、ハンドルを逆回転できちゃうって場合はこの周辺が怪しいってことになります。

※分かった風なふりしてますが、バラして中身を理解してから記事を書いてますw

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ローラークラッチを外す

ローラークラッチは3本のシルバーのネジで留まってます。
黒いネジはローラークラッチの上パーツと下パーツを繋ぐものなので、外さなくても本体から外すことは可能です。

ま、何もわかっていないので外してしまいましたが。
ローラークラッチの中にはピンやらスプリングなど、いろんなパーツが入ってるので、黒いネジは外さない方がよさそうですw
外しちゃったけどね…
ローラークラッチを外すとこんな感じ。

だいぶブザマというか…リール感なくなってきた。

この状態でもハンドルを巻くとゴリゴリしているので、ローター周りの問題ではなく、図の4252といった、ハンドルを巻いた時に直接駆動するメインのギアが問題だと思います。
なので、次はギアボックスを開けないといけない。

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ボディ本体を開ける

ついに本体のギアボックスを開けます。

まず、ハンドルは外しておきましょう。

次に49のパーツ「ボディガード」を外します。
これは1本のネジで留まっています。

ボディガードで隠れていたネジを含む46の3本のネジと44のリールフットの根元のネジを外すとボディを開けることができます。

ついにギアボックスオープン!

原因を特定!原因は…

直接ハンドルに触れる、メインギア。
このギアの回転そのものに問題があると最初から考えておけば、こんな回り道しなくてよかったかも?
でもまぁ、こういうことは経験がものを言うんでしょうね。

ギアボックスを開けてみて、原因があっさりと分かったのですが、説明書に書いてあるこの部分が原因でした。

出典:シマノカスタマーセンターより

42のドライブギアの▶マークと52の摺動子ギヤのピンが一直線になっていない…ずれてる状態。
これが原因と考えられます。
しかも写真撮り忘れたっていうねwww

おそらく、使っていくうちにギアがすり減ってしまって隙間ができたのでは?
そして落とした時の衝撃でずれたのではないかと考えています。

とりあえず、ずれを直してからグリスアップしてギアボックスを閉じました。
ハンドルを差し込んで回してみると…なんとなく問題なさげ!

ちなみに図では43の座金が2枚入ってますが、ワタクシのリールには1枚しか入ってなかった。。
まぁ、注意書きに「調整座金類に関しましては、必ずしも分解図中の表現と一致しない場合がございます」とあるので誤差の範囲内なんでしょうけど、この枚数を増やしたらギアの隙間が少し詰められるかも??

まぁ、今回はとりあえずこれで様子を見ようかと思います。
これまでと逆の行程でリールを組み立てます。

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スピニングリール SHIMANO AERNOS XT 2500の異変を自分で直す まとめ

組み立て完了!写真ではわかりませんが、回転がスムーズになりました!
あと5年は使えるだろうw

…というわけで、無事(?)自分でリールを修理することができました。

実はスピニングリールを分解したのは初めてだったのですが、今回の作業で少しスピニングリールの機構が理解できたような気がします。ハイエンドモデルだったら自信ないですけどw

 

えーと、分解作業はリールそのものをダメにしてしまう危険もはらんでますので、自らの手で修理作業を行おうと考えている方はあくまでも自己責任で行うようにしてください。

ではでは!

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