メバリングのタックルの選び方 ~ロッド編~【メバリングを始める方へ②】

メバリングのタックルの選び方 ~ロッド編~【メバリングを始める方へ②】
ElephantMask
いろいろ忙しくて更新が滞ってました…

師走は忙しいですね。
更新を待ちわびてたコアな読者の皆様(そんな人いないw)すみません。

今回はタックルについて。
タックルって何?ラグビーのアレ?ってなりますよね?
タックルとは釣り用語で釣具全般を指す場合と、ロッド(=釣り竿)、リール、ライン(=釣り糸)だけを指す場合があります。
今回は後者のほうです。

どんなロッド、リール、ラインでメバリングを始めればいいのか?ってことですね。
ざっくり言えばどんな道具使っても釣れるときは釣れます。

それではあまりに乱暴なので、ワタシなりに選ぶ基準をまとめてみたいと思います。
(ロッド、リール、ラインをまとめた記事を書こうと思ったのですが思った以上に長くなったので今回はロッドのみになりますw)

メバリングロッドの選び方

巷にはメバリング専用ロッドが出回ってます。
そりゃもう3,000円くらいのものもあれば、50,000円クラスの高価なものもあるでしょう。

これからメバリングをスタートするのであれば、先日の記事でも触れた様々な釣り方を覚える意味でも

・投げても足元でも使いやすい(7フィートくらい)
・それなりの価格(1万円程度)
・10g前後のルアーが投げられる

といったロッドがオススメです。
じゃあどこのメーカーのどのロッドがいいの?って具体的にここで品名を挙げることもできるのですが、もう少し知識を深めましょうかww

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ロッドの硬さとそれに向いた釣り方

だいたいのロッドにはこんな感じで品番と共に適合するルアーウェイトとラインの号数が記されています

ロッドには同じメーカーの同じモデルでも硬さが違うラインナップがあったり、無かったりします。
例えばシマノのソアレSSのラインナップの品番を見るとこんな感じ

S73SUL-S、S76UL-S、S76ML-S、S83L-T、S86M-S
まず、この暗号のような品番の読み方を紐解きましょうかw

ロッド表記の読み方
メーカーによって表記は若干違うのですが、シマノの場合は下記のように読み解きます。
S 73 SUL – S
S…リールの種類→スピニングリール用
73…ロッドの長さ→7フィート3インチ
SUL…ロッドの硬さ→スーパーウルトラライト
S…ティップ(=竿先)の仕様→ソリッドティップ

というわけで、硬さに注目すると
SUL、UL、ML、L、Mと同じモデルでも5種類の硬さがあることが分かると思います。
順に説明すると


SUL(スーパーウルトラライト)

UL(ウルトラライト)

ML(ミディアムライト)

L(ライト)

M(ミディアム)

SULが一番柔らかく、SUL→Mの順に硬くなります。
硬くて軽いロッドはアタリが分かりやすく、柔らかくて重いロッドはアタリは分かりにくくなります。
アタリが分かりやすいということは、つまり感度が良いので着底が分かりやすく、ボトムを探るのに向いています。

ジグヘッドは仕掛けを沈める釣りになります。
そして底にしかメバルが居ないという時にはベタ底を探ることになるのですが、このときフックが海藻や岩などに引っ掛かった場合、しなやかなロッドだと力がロッドに吸収され、なかなか外れないときがあります。

そんな時に硬いロッドだと、簡単に外せたりします。
つまり根掛かりが回避しやすいということです。
ただし、粘りがない分、弾かれてバレやすいとも言えますが…。

逆に柔らかいロッドはアタリを取りにくい、軽いリグの場合に着底が分かりにくいといったことが言えます。
そしてあまり重いルアーを投げることに向いてなかったりも…。
ただし、粘りがあるので魚のパワーを吸収してバレにくいという利点があります。

ざっくり言うと…
ジグヘッドで底を探るような釣りでは感度がよく、根掛かりを回避しやすい硬いロッド。
プラグでトップ、中層を狙う場合には柔らかいロッドが向いていると言えます。

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ティップの種類 チューブラーティップとソリッドティップの違いは?

さて、先ほどの品番の説明でティップ(=竿先の仕様)ってのがありました。
メバリングやアジングのロッドにはメーカーが「ソリッドティップ」と「チューブラーティップ」という2タイプをラインナップしていることがあります。

簡単に言うと
チューブラーティップ … 竿先がチューブ状で空洞
ソリッドティップ … 竿先が空洞ではなく詰まっている

という感じです。

釣り竿の製造工程は、マンドレルという鉄の芯棒にカーボンを巻き付けて、オーブンで焼成してから芯を引き抜くという工程で製造されるため、基本的に空洞になります。
そのため、ティップが細いロッドを作るとなると自ずとソリッドティップという道を選ばざるを得ないわけです。

一般的にはソリッドのほうがしなやかで食い込みがいいとか、チューブラーの方が感度がいいとか言われていますが、どちらがいいとか優劣をつけられるものではないと思います。

近年メーカーのテクノロジー進化によって感度のいいソリッドやしなやかなチューブラーも存在すると思います。
なので、同一メーカーのソリッドティップかチューブラーティップのどちらかで迷っているのであれば目安にすればいいかもですね。

まぁ、中身が詰まる分ソリッドティップの方が自重が重くなるということにはなりますが…。

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おすすめのロッド

以上を踏まえて(?)のオススメロッドですが、初心者の方には最初にも書いた

・投げても足元でも使いやすい(7フィートくらい)
・それなりの価格(1万円程度)
・10g前後のルアーが投げられる

という条件をクリアし、かつワームでもプラグでも使いやすそうなロッドをご紹介します。

シマノ LUREMATIC S76UL

ちょっと柔らかいかなと思うのですが、この価格で高い汎用性。メバル・アジ以外にもシーバス、アオリイカ、トラウトといったターゲットにも使えるのは素晴らしい!そしてコスパもいい!

適合ルアーウエイト(g):0.8-12
適合ライン:[PE/号]0.3-0.8、[ナイロン/lb]2-6
自重(g):90

メジャークラフト NEW SOLPALA SPX-T732L

メジャークラフトのソルパラシリーズはエントリーモデルながらスペックが高いのが魅力!
ティップが白いので夜釣りでも視認性が高くて使いやすいでしょう。(今ワタシが使っているメバリングロッドもティップが白いので)
ルアーウエイトはもう少し欲しいところだけど、経験上10gくらいは軽く投げられるでしょうw(自己責任でお願いしますw)

推奨ルアー (g):0.5-7
ライン (lb)1-6 ライン(PE) 0.2-0.6

アブガルシア XROSSFIELD XRFS-702L

アブ・ガルシアの「専門ロッドの機能を持たせながら、1本で様々なフィールド・釣り方・ターゲット魚種を狙える」というコンセプトのシリーズ。汎用性が高いのでルアーウエイトも14gまでイケます!エギングやシーバスにも使える、多様性に富んだロッドですね。

適合ルアー:0.8-14g
対応ライン(PE):0.6-1.2
自重:96g

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メバリングのタックル選び~ロッド編~ まとめ

というわけで、まずは上記のような入門ロッドからお試しでもいいと思います。
ハマれば知らないうちに2本、3本と…w
ちなみにこの記事を各メーカーのロッドを調べながら書いてたら、シマノのロッドが欲しくなりましたw

で、慣れてくれば?ハマれば?硬めのロッド、柔らかめのロッドの両方を試して、シチュエーションで使い分けた方が楽しいかなと思います。
ワタシ自信、柔らかめの竿でフッキングが決まらず。。って頻発した時に硬めのロッドに変えて良型のメバルをゲットしたこともあります。

お手持ちのロッドがあれば試してみてもいいと思います。トラウトロッドとかバスロッドなどなど。
ワタシの釣り仲間はブラックバス用のロッドでメバルにかかわらず何種目も釣ってますからねw

でも当然ながら道具なので向き不向きがあります。
そこは使ってみて判断してみてください。とりあえずは、いろいろ試してみてください!

それではまた~。

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